皆さんはキャリアコンサルタントの資格をご存じでしょうか。
国家資格にもかかわらず、まだまだ広く認知されておらず、一部では「意味のない資格」とも言われています。
資格の勉強を頑張って取った私にとっては悲しい現実なのですが
人材サービス会社で働く私にとってはとても意味のある資格だと思っています。
この記事では私がキャリアコンサルタントの資格をとった理由をお伝えしていきます!
キャリアコンサルタント資格は業務独占資格資格でない
国家資格のなかでもあまり意味がないといわれてしまっているのがキャリアコンサルタントですが
なぜ意味がないといわれてしまうのかというと
その理由の一つに「業務独占資格ではないから」もいう理由があげられます。
業務独占資格とはその資格をもっていないと仕事ができないということです。
例えば弁護士は弁護士資格がないと仕事ができませんし、税理士は税理士資格がないと仕事ができません。
しかしながらキャリアコンサルタントの仕事は、資格がないとできない仕事ではありません。
私の会社でもキャリアコンサルタントの資格を持っている人は数えるほどですし、持っていないからといって業務に支障はありません。
そういった理由から「意味がない」と言われてしまうのだと思います。
資格を取る意味って?目的は何かを明確に!
国家資格として国から一定の評価をもらっている資格のほかに、たくさんの民間資格が世の中にはあります。
そもそも資格ってなんのためにとりますか。
資格をとる目的ってなんですか。
これは資格の種類によって目的や意味って変わってくると思います。
キャリアチェンジのため
仕事を変えたい、キャリアチェンジをしたいってときにまずは資格をとろうって考えることありませんか。
前述した弁護士資格であれば、弁護士になるために弁護士資格をとりますよね。
弁護士資格という例だとハードルが高いかもしれませんが、例えば主婦の人が子育てが落ち着いて経理事務の仕事に就きたいと思ったときに簿記の資格をとろう!と考えますよね。
企業によってはその仕事をするためには一定の資格がないと採用しませんと基準を設けているところもあるので、仕事に就くために資格をとるのがマストとなります。
資格をとる目的はなりたい職業に就くことです。
キャリアアップのため
私は営業職なので営業成績が評価されてキャリアアップにつながるのが基本です。
しかしマネージャー職に就くにはマネジメント研修を受けたり検定を受けるのがマストでした。
営業成績だけでなく内部資格や民間資格および国家資格の取得がキャリアアップに必要とされていたのです。
また、資格を持っていることで資格手当が貰える制度もあったので毎月の給料を増やすために資格をとったこともあります。
昇進や昇給だけでなく、資格の勉強をすることで知識量が増えて業務に活かせることもあるので自己研鑽にもつながります。
資格をとる目的はキャリアアップをすることです。
イメージアップのため
自分は何者なのかを自分以外が説明(証明)してくれるのが資格です。
たとえば「私は英語が話せます」というのと、「私はTOEIC800スコアもっています」というのでは後者のほうが、イメージがつきやすく説得力があります。
資格は他人が決めたある一定の基準をクリアしたという証明でもあるので、資格をもっていることで自分のイメージアップや信用につながることがあります。
大きくわけると資格を取る意味や目的はこの3つと考えています。なかには資格コレクターのように資格を取ることが目的みたいな方もいるかもしれませんが(笑)
では、上記を踏まえて私がキャリアコンサルタントの資格をとった目的についてお伝えします。
自己研鑽のため、信用されるために必要な資格だった
日々の業務に追われて過ごしていることが多かったので、一旦立ち止まって、より専門的な知識を身につけて自己研鑽したいという目的がありました。
また、キャリアコンサルタントである前に営業職ですので
日々の仕事のなかで多くの取引先、多くの転職相談者に出会います。
転職相談は人生相談のようなもので根深い悩みがあったりすることがあります。
初対面の方にどこまで心をひらいて相談してくれるのかは、人柄や性格に起因することもありますが、
「キャリアコンサルタント」という資格保有者であることですぐに心をひらいて貰えるのではないかと考えました。
その道のプロですよって肩書きが欲しかったのもあります。
その肩書きは私にとってとても意味のあるものになりました。
人材業界や人事職で働く人にとって鬼に金棒な資格
私にとってキャリアコンサルタントの資格はとても意味のある資格でした。
資格がなくてもできる仕事ではあるものの、資格があることによって正に鬼に金棒状態となりました。
資格を取ったことによって、転職相談者との関係がより良く構築でき、取引先への提案内容に具体性や説得力が増して営業成績も良くなったのです。
また、ファーストコンタクトで名刺にキャリアコンサルタントの肩書きがあることで「この人に任せよう」ってすぐに思ってもらえることが増えました。
何度も訪問を重ねて築き上げる信用が、この肩書だけですぐに得られることができたのです。
まとめ
キャリアコンサルタントの資格は国家資格であるものの、その資格がないと仕事ができないわけではありません。
しかしながら、人材業界や人事職で働く人にとっては鬼に金棒な資格と言えます。
イメージや信用アップのためにはもちろんですが、他の人との差別化をはかるためにも取ることをおすすめしたい資格です。