資格を取るためにはテキストを買って勉強をして試験を受けるというのが一般的ですよね。
私が今まで挑戦してきた資格はほとんどがそうでした。
テキストと過去問を買って、1人でコツコツと暗記をして試験に臨んでいました。
資格をとることがゴールであってその勉強って本当に難しかったり覚えられなかったりで辛い思い出しかありません。
しかしキャリアコンサルタントの資格はその今までの常識を全て覆すものでした。
この記事では私が実際に行ったキャリアコンサルタントの資格の取り方と勉強方法をお伝えします!
3ヶ月間の講義に出席しないと受験できない
資格試験を受けるためには講義に出席すること(スクーリング)がマストとなります。
ほとんどの人が働きながら資格取得を目指しているので、仕事が休みの日に講義に出席することになります。
私は平日が仕事でしたので隔週で土日通うコースで受講しました。
講義時間は9:00-18:00で土日連続でしたので結構キツかったです。
毎週土曜日だけ、毎週日曜日だけというコースもありました。
2.5ヶ月から3ヶ月でスクーリングが完了して、その出席率が基準を満たしてやっと受験資格が得られます。
どうしても予定があって出席できないときは、ほかの曜日に振替することができました。
講義に出席するのは学生時代ぶりだったので集中力保つのが大変でしたが学生時代に戻った気分でした。
論述(ロープレ)の試験がある
学科試験だけでなく、論述の試験もあります。
相談者役の方と1対1でキャリアカウンセリングをロープレする試験です。
当日までどんな相談者でどんな相談内容かはわかりません。
色んなケースを想定して臨むことになるので、講義のクラスメイトと2-3人の組み合わせとなってロープレの練習もしていきます。
ロープレの練習で自身が実際に悩んでいることを題材とすることでモヤモヤしていた悩みがスッキリしたこともありました。
逆に相手をスッキリさせることができたら、論述試験は怖くなくなります。
こればかりは何度も繰り返して積み重ねることが大事でした。
余談ですが、晴れてキャリアコンサルタントの資格が取れたら試験の相談者役ができるようになります。いつかやってみたいなと考えています。
一緒に勉強する仲間がいて、試験勉強が楽しい
仕事をしながらの3ヶ月間のスクーリングはなかなか大変だったのですが、講義にはいつも同じメンバーが出席しているのでいわゆるクラスメイトがいました。
人材業界や人事のお仕事をしている方がほとんどでしたが
多種多様でしたし、私のクラスでは30代から70代くらいの方が集まっていたかと思います。
毎週もしくは隔週で顔を合わせるのと、同じ資格をとるために頑張っているので自然と交流するようになりました。
1人でなく一緒に勉強できる人がいる環境がとても貴重で、楽しく取り組むことができました。
講義がない日は市民会館などのスペースをレンタルしてみんなで勉強会をして全員で合格を目指しました。
残念ながら不合格のメンバーが出てしまった場合は受かるまでロープレの練習会を皆でやることもありました。
孤独な戦いではない資格勉強って他にありますでしょうか。
資格取得のためだけの勉強ではない
資格取得の勉強を通して私自身のキャリアの棚卸しや、過去の人生の振り返り、自分が大切にしていることなど見つめ直すことができました。
勉強期間中は資格取得が目標ですが、その過程で自身を見つめ直す機会ができて自分の仕事に対する姿勢であったり、これからどのように働いていきたいのかを考えるきっかけにもなりました。
そういった意味でもとても楽しい勉強でしたし資格のための勉強というより自分のための勉強だったと感じています。
まとめ
キャリアコンサルタントの資格をとるための勉強は1人ではできないものでした。
クラスメイトと切磋琢磨して取り組んで資格取得を目指していきます。
もちろん学科試験の内容はコツコツと暗記していく必要がありますが、論述試験に関してはロープレの練習が必ず必要となり、1人では取り組むことが難しいです。
他の資格試験にはない環境でとても良い経験だったと思っています。